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この記事はオールスターゲームを知りたい方に向けた内容になっています。
プロ野球のオールスターゲーム、選出方法や独自のルールなど皆さんはどこまでご存じでしょうか。
この記事では、プロ野球観戦歴30年以上の筆者がオールスターゲームについてお伝えしていきます。
この記事を読めば、今よりももっとオールスターゲームに詳しくなれますよ。
オールスターゲームとは?
日本プロ野球のオールスターゲームはNPB(日本野球機構)が主催するセリーグとパリーグの各選抜チームによる対抗試合です。
現在のオールスターゲームの正式名称は「マイナビオールスターゲーム」といいます。
ファンの間ではオールスターと呼ぶことが多いですね。
オールスターの歴史は長く、1リーグ時代の1937年に「職業野球東西対抗戦」という名称で行われたのが始まりとされています。
1リーグ時代はシーズン終了後に行われていました。
セリーグとパリーグの対抗形式になってからは毎年7月に実施されています。
なお、2020年は新型コロナウイルスの影響で史上初めてオールスターが中止となりました。
オールスターの試合数
現在オールスターの試合数は基本的に年2試合です。
もともとは年3試合が主流でしたが、日本プロ野球選手会からの要望もあり、1989年以降は原則年2試合となりました。
2010年代はNPBの収益強化や東日本大震災の復興支援のため、2011~2013年に3試合行われました。
2014年以降は年2試合に戻っています。
オールスターの選手人数
オールスターの選手人数は、原則として両チーム28名ずつ(計56名)となっています。
試合数などを考慮し選手人数を増やす場合があり、2010年は29名ずつ(計58名)、2011~2013年は32名ずつ(計64名)で行いました。
また監督は前年度にリーグ優勝したチームの監督、コーチは前年度2位3位チームの監督が務めます。
出場選手の選出方法
オールスターに出場する選手はどのように選ばれるのでしょうか?
選出方法をご紹介します。
ファン投票
選出方法として代表的なものが「ファン投票」です。
その名の通りファンからの投票で出場選手を選ぶ方法ですね。
外野手は上位3名が、外野手以外のポジションは1位の選手が選出されます。
また投手については「先発」「中継ぎ」「抑え」とそれぞれの役割に投票できます。
ファン投票はインターネット、公式投票はがき、市販の郵便・私製はがきでの投票が可能で、インターネット投票では同一メールアドレスから1日1回までの投票制限があります。
2005年からファン投票の得票数トップ選手は「最多得票プレーヤー」として表彰されるようになりました。
選手間投票
「選手間投票」は現役選手の投票により出場選手を選出する方法で、2008年から始まりました。
投票対象選手は各球団が選出したファン投票リストの30名で、投票は12球団の支配下登録選手全員によって行われます。
もしファン投票と選手間投票の1位が同一選手であった場合でも、2位選手の繰り上げは行いません。
監督推薦
「監督推薦」は前年度のリーグ優勝球団監督が選ぶ出場選手です。
ファン投票・選手間投票で選出された選手以外から選ばれます。
監督推薦ではポジションごとに何人といった決まりはありません。
バランスを考えて、ファン投票・選手間投票で選出されなかったチームの選手も選ぶ傾向があります。
プラスワン
「プラスワン」はファン投票・選手間投票・監督推薦の選手以外から「最後の1名」を決めるファン投票です。
プラスワンは2010年に60回大会特別企画として導入されました。
2010~2013年の実施後は2014年以降一時中断していましたが、2018年より再開されています。
2019年のオールスターを例として選出方法の流れを見てみましょう。
- 5月24日…ファン投票受付開始
- 6月24日…ファン投票の結果を発表
- 6月27日…選手間投票の結果を発表
- 7月1日…監督推薦選手を発表
- 7月1日~7月3日…プラスワン投票期間
- 7月9日…プラスワンの結果を発表(出場全選手が決定)
主な試合ルール
オールスターの主な試合ルールは以下になります。
- 全ての試合で指名打者を採用
- 予告先発があり第1戦は試合前日に発表、第2戦・第3戦は各直前試合の終了後に発表
- 9イニングで終了し延長戦はなし(引き分け再試合もなし)
- 雨天により続行不可能となった場合、公式戦同様コールドゲームは5回裏終了時点で成立とみなす
- 投手は3イニングを超えて登板することはできない(ただし1死または2死後に登板した場合は以後の完全な3イニングを投球することができる)
- 外国人選手枠は1チーム最大5名(2010年までは4名)、同時に出場できる外国人選手は投手1名・野手4名(2010年までは3名)まで
投手のイニング制限はオールスター独自のルールですね。
オールスターの面白さ
ここからは筆者の考えるオールスターの面白さをお伝えしていきます。
夢のチームを見られる
夢のチームを見られる点がオールスターの面白さの一つです。
オールスターは各チームの主力選手たちが集まります。
普段ライバルの選手たちが同じチームになるのは、ペナントレースでは見られないとても貴重な姿ですね。
エースクラスの投手リレーや強打者が並ぶ打線はオールスターならではの光景で、筆者も毎年楽しみにしています。
オールスター特有のお祭り感
オールスターの面白さとして「特有のお祭り感」も挙げられます。
オールスターは「球宴」と呼ばれており、賛否両論はありますがペナントレースと異なるお祭り感があります。
試合前にはホームランダービーが行われ、ベンチでは選手同士が談笑したりとオールスターならではの光景が見られます。
筆者はオールスターのお祭り感が大好きで、球場で観戦したときは物凄くワクワクしましたよ。
他球団の応援を楽しめる
応援好きの方限定ですが「他球団の応援を楽しめる」のも面白さの一つです。
現在は新型コロナウイルスの影響で声を出しての応援は行えませんが、オールスターでは他球団選手にも声援を送ります。
他球団選手の応援歌を思い切り歌えるオールスターは、応援好きにとって非常に楽しい場ですね。
オールスターを見るときは応援にも注目してみましょう。
過去の対戦成績
オールスターの年代ごとの対戦成績を見てみましょう。
セリーグ | パリーグ | |
8勝 | 1950年代 | 11勝 |
9勝 | 1960年代 | 17勝 |
14勝 | 1970年代 | 16勝 |
12勝 | 1980年代 | 16勝 |
12勝 | 1990年代 | 8勝 |
14勝 | 2000年代 | 7勝 |
10勝 | 2010年代 | 10勝 |
79勝 | 85勝 |
まとめ
オールスターゲームについて見てきました。
オールスターは各球団の主力選手が集まる夢の舞台であり、ペナントレースとは違った面白さがあります。
筆者も毎年オールスターのお祭り感を楽しみにしています。
あなたもぜひオールスターを楽しんでくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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