野球

【支配下選手登録・育成選手とは】プロ野球1チームの選手人数は?

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  • プロ野球の支配下選手について知りたい
  • 支配下選手と育成選手は何が違うの?
  • プロ野球1チームの人数は何人?

プロ野球チームには、多くの選手が所属しています。しかし、プロ野球の所属選手に関するルールは複雑。所属人数は全チーム同じではありません。チームごとに異なります。

また、支配下選手や育成選手について、詳しく知りたい人は多いです。

筆者はプロ野球を30年以上観てきました。支配下選手や育成選手、プロ野球チームの選手人数についても把握しています。

そこでこの記事では、プロ野球の支配下選手や育成選手、プロ野球チームの人数までまとめて解説します。

この記事を読めば、プロ野球の支配下選手や育成選手、1チームの所属人数に詳しくなり、今以上にプロ野球を楽しめます。

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プロ野球1チームの選手人数(支配下選手登録)は最大70名

プロ野球1チームの選手人数は、基本的に最大70名となっています

「支配下選手登録」と呼ばれており、球団が特定の選手との間で独占的に契約を結べる状態を指します。

契約期間中はそのチームの選手として、ペナントレースやオールスターゲーム・日本シリーズなどに出場する義務を負います。

支配下選手登録人数の変化

支配下選手登録人数は、時代とともに変化しています。

1965年のドラフト制度導入時、支配下選手は最大60名でした。また、ドラフトで指名できる人数も、最大6名と制限されていました。

しかし、ドラフト制度導入後も制度の抜け穴として使われていたのが、有望選手の囲い込みや、ドラフト外入団という手段。

1991年のドラフトからは、ドラフト外による入団は一部の特例を除いて廃止されます。廃止にあたって、ドラフト会議では最大10名まで指名できるようになり、支配下選手は最大70名となりました

支配下選手ドラフト指名
1965~1990年最大60名最大6名
1991年~最大70名最大10名

出場選手登録とは「一軍の試合に出場する選手の登録」

プロ野球の試合は、一軍と二軍(ファーム)の試合に分けられています。「支配下選手登録」の中から、一軍の試合に出場する選手を選ぶ必要があります。

「出場選手登録」と呼ばれており、登録人数は最大29名。29名の選手から、実際に試合出場するベンチ入り選手(最大25名)を選びます。

また、外国人選手の一軍登録人数は最大4名です。

感染症特例で登録人数が増える

2024年シーズンは「感染症特例」により、出場選手登録人数が増えます。

元々は新型コロナウイルスへの対応策「コロナ特例」として、出場選手登録人数を増やしていました(2020~2023年)。

感染症特例
  • 出場選手登録…最大29名→31名
  • ベンチ入り…最大25名→26名
  • 外国人選手…最大4名→5名
出場選手登録ベンチ入り外国人選手
通常最大29名最大25名最大4名
感染症特例最大31名最大26名最大5名

プロ野球の外国人枠って何?【コロナによる特別ルールも解説!】

12球団の各ポジションごとの内訳人数

支配下選手登録は最大70名ですが、チームによって選手構成は変わります。12球団の各ポジションごとの内訳人数を見てみましょう。

筆者の手元にある、2024年開幕前の選手名鑑から人数を出しています。

投手捕手内野手外野手
阪神317151265
広島東洋357151168
横浜DeNA347121265
巨人355121062
東京ヤクルト35616966
中日326151265
オリックス286161363
千葉ロッテ366131166
福岡ソフトバンク32814862
東北楽天33516963
埼玉西武316151163
北海道日本ハム338131165

どのチームも投手の人数が多いです。投手が多い理由は、ペナントレースの長さです。

野球は投手の出来が勝敗に影響しやすいスポーツです。半年間のペナントレースを戦う上で疲労や怪我を考えると、投手は多いに越したことはありません。

開幕前の時点では、どのチームも支配下選手登録の最大70名に達していませんなぜでしょうか?

理由はシーズン中の戦力補強を考えているからです

例えば、新外国人選手やトレードでの選手獲得に備えて枠を空けています。

また、このあとお伝えする、育成選手を支配下登録選手に変更する可能性も考えています。

育成選手

支配下選手登録70名以外に「育成選手」の制度があります。2005年から開始されました。

育成選手は支配下選手登録を目指して、野球技能の錬成向上およびマナー養成などを行います。

育成選手は支配下選手とは異なり、一軍の公式戦には出場できません。二軍の試合やオープン戦には出場できます

育成選手を獲得するには「支配下選手登録」の人数が65名以上必要です。

どうして育成選手の制度ができたのでしょうか?

当時、社会人野球の廃部が相次いだことから、有望選手の育成と裾野を広げる目的で育成選手は導入されました

※導入時「選手枠の上限を撤廃すべき」という主張がありましたが、資金力のある球団が選手を多く抱えることになり、反対意見も出たためルール改正は実現しませんでした。

現在、育成出身選手の活躍は目覚ましいです。

特に、ソフトバンクの育成出身選手は、石川柊太選手・周東佑京選手などがタイトルを獲得しています。

まとめ

  • プロ野球1チームの選手人数「支配下選手登録」は最大70名
  • 支配下選手登録70名以外に「育成選手」の制度がある
  • 「育成選手」を獲得するには「支配下選手登録」の人数が65名以上必要

支配下選手登録や出場選手登録の人数を知ることで、チームの方針や補強の可能性が見えてきます。

また、出場選手登録を予想し、自分なりのチーム編成を考えるのも楽しいです。

チームの人数や育成選手・チーム内の競争に注目してみましょう。