ブログを見ていただきありがとうございます。
この記事はフレッシュオールスターゲームについて知りたい方への内容になっています。
オールスターゲームは知っていても、フレッシュオールスターゲームはよく分からない方が多いのではないでしょうか。
この記事では、プロ野球観戦歴30年以上の筆者がフレッシュオールスターゲームに関してお伝えします。
この記事を読めばフレッシュオールスターゲームに詳しくなれますよ。
フレッシュオールスターゲームとは?
フレッシュオールスターゲームはプロ野球の二軍(ファーム)である「イースタン・リーグ」「ウエスタン・リーグ」の選抜選手による試合です。
フレッシュオールスターと呼ばれることが多いですね。
フレッシュオールスターの歴史は長く、1963年に開始されました。
開始当初の名称は「ジュニアオールスターゲーム」で、一軍のオールスターゲームの前座試合として行われていました。
名称は開始から現在まで以下のように変化しています。
- 1963~1992年…ジュニアオールスターゲーム
- 1993年…フレッシュスターゲーム
- 1994~1997年…ジュニアオールスター
- 1998~現在…フレッシュオールスターゲーム(2000年のみ「フレッシュ2000」の名称)
1978年に独立した大会として実施されるようになり、主に一軍のオールスターゲーム第1戦の前日に開催されています。
なお、2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となりました。
出場選手はどのように選ぶ?
一軍のオールスターゲームではファン投票や監督推薦などで出場選手が決まりますが、フレッシュオールスターの出場選手はどのように選ばれるのでしょうか?
選手選考
フレッシュオールスターではファン投票は行われません。
イースタン・ウエスタン両リーグの委員長と二軍の全チーム監督によって選手選考が行われます。
選手選考は、開催前年のドラフト1位2位の選手や話題性のある選手、開催地出身の選手をなるべく優先する傾向にあります。
次に出場対象選手を見てみましょう。
出場対象選手
出場対象選手…支配下登録及び育成選手登録期間が5年以内で二軍公式戦に出場した選手
- 開催年の新人選手は二軍公式戦に出場していなくても出場可能
- 過去フレッシュオールスターゲームに2度出場した選手は出場不可
- 一軍のオールスターゲームに選ばれた選手は出場不可
- フレッシュオールスターゲーム出場が決まった後にオールスターゲームに選出された場合は所属球団から代替選手を選出する
フレッシュオールスターのルール
- 試合は9回まで、延長戦はなし
- 指名打者を採用
- オールスターゲームと異なり投手のイニング制限はなし
- 特例として、捕手を使い切った状態で出場中の捕手が負傷などでプレー続行できない場合、すでに退いた捕手を再出場(リ・エントリー)させることができる
最優秀選手賞(MVP)
フレッシュオールスターでは最優秀選手賞(MVP)に選ばれた選手に100万円、優秀選手賞に選ばれた選手(2名)に50万円が授与されます。
過去MVPに選ばれた選手には、あのイチロー氏をはじめ青木宣親選手(東京ヤクルト)や中田翔選手(北海道日本ハム)、岡本和真選手(読売)や里崎智也氏(元千葉ロッテ)などがいます。
上記に挙げた面々はフレッシュオールスターでMVPを獲得後、球団を代表する選手になっていますね。
出場選手にとっては自分をアピールしてスターへの階段を駆け上がる重要な場といえるでしょう。
過去の対戦成績
イースタン | ウエスタン | |
1勝 | 1960年代 | 4勝 |
5勝 | 1970年代 | 5勝 |
4勝 | 1980年代 | 6勝 |
1勝 | 1990年代 | 7勝 |
5勝 | 2000年代 | 3勝 |
4勝 | 2010年代 | 4勝 |
20勝 | 29勝 |
2005年2006年はセリーグ・パリーグの対抗形式で行われ、セリーグの1勝1分けでした。
まとめ
フレッシュオールスターについて見てきました。
フレッシュオールスターで活躍した後、数多くの選手が飛躍しています。
現在一軍で活躍している選手がフレッシュオールスターでどのような成績を残したか見るのも面白いですよ。
オールスターと共にフレッシュオールスターにも注目してくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
→プロ野球のオールスターゲームとは?【夢の球宴を徹底解説!】