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- プロ野球のオープン戦と練習試合の違いがよく分からない方
- プロ野球に詳しくなりたい方
オープン戦と練習試合、どちらも公式戦の前に行われますが、違いは分かりづらいですよね。
この記事ではプロ野球観戦歴30年以上の筆者が、オープン戦と練習試合の違いをお伝えします。
また、オープン戦と練習試合の特徴も解説します。
この記事を読めば、オープン戦と練習試合の違いや特徴が分かるようになりますよ。
オープン戦と練習試合の違い
結論からお伝えすると、オープン戦と練習試合の最も大きな違いは「NPB(日本野球機構)の管理下で行われているか、そうでないか」になります。
オープン戦はNPBの管理下で実施される試合です(セリーグ・パリーグ12球団のみ)。
ルールは公式戦に近い形で行われ、公式に記録も残ります。
球場観戦は公式戦と同様に入場料が発生します(公式戦と比べて概ね安く値段設定されています)。
その一方で、練習試合はチーム間の合意のみで開催できます。
12球団だけでなく、海外チームや社会人チームなどと行う場合もあります。
オープン戦と練習試合について、詳しく見てみましょう。
オープン戦とは
オープン戦は例年2月終盤から3月終盤までの期間に行われます。
正式名称は「春季非公式試合」です。
オープン戦の主なルール
オープン戦の主なルールは以下です。
「育成選手の出場」や「DH制度の使用法」が、オープン戦の特徴といえるでしょう。
オープン戦での選手起用
オープン戦は試合時期で選手の起用法が異なります。
春季キャンプ中の2月終盤からオープン戦は始まります。
2月終盤~3月序盤は若手選手の起用が多く、主力選手の出番は少ないです。
理由はキャンプでアピールした若手選手の力量を見極めるためです。
オープン戦で結果を出せば1軍に残れるので、若手選手にとっては競争の場ですね。
3月中盤になると主力選手の出番が増えてきます。
若手選手の生き残りではなく、主力選手の調整の場に変わっていきます。
開幕直前には開幕戦を見据えたベストオーダーで試合を行い、公式戦と同様の選手起用になります。
流れを以下にまとめました。
オープン戦の選手起用から、期待の若手選手やチーム事情が見えてきますよ。
練習試合とは
練習試合は春季キャンプ中に行われるケースが多いです。
キャンプ地が近いチーム同士で、キャンプ序盤から試合が組まれることもあります。
NPBの管理下で実施されないので、イニング数も自由に設定できますし、後攻チームが勝っていても9回裏の攻撃が行われたりします。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
Aチーム | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
Bチーム | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 9 |
上記の場合、普通は9回裏の攻撃を行いませんよね。
9回裏の攻撃があるのは練習試合ならではです。
また、オープン戦よりも、さらに積極的に若手選手を起用します。
練習試合の結果が、オープン戦でチャンスを与えられるかの判断材料になります。
まとめ
オープン戦と練習試合、似ているようで違いがありましたね。
若手選手にとっては結果を出し続ける必要があり、プロ野球の世界は本当に厳しいです。
公式戦とは異なる面白さがオープン戦と練習試合にはあります。
あなたなりの楽しみ方を見付けてくださいね。
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