• プロ野球の外国人枠は何人?
  • 感染症特例で外国人枠はどう変わった?
  • 外国人枠から外れる条件を知りたい

プロ野球チームの編成で、非常に重要な外国人枠。しかし、外国人枠のルールがわかりづらいと感じている人は多いです

筆者はプロ野球を30年以上観てきました。外国人枠についても把握しています。

そこでこの記事では、外国人枠のルールや外国人枠を外れる条件、感染症特例までまとめて解説します

この記事を読めば、外国人枠に詳しくなり、今以上にプロ野球を楽しめます。

現在、プロ野球の外国人枠は5人です。感染症特例により、従来の4人から5人に拡大されました。

以下の記事では、プロ野球12球団の外国人選手をまとめています。

プロ野球・助っ人外国人選手の所属状況一覧【12球団】

外国人選手の基本情報

まずは外国人選手の基本情報です。

  • 外国人選手とは日本の国籍を有しない選手
  • チームに所属できる外国人選手に人数制限はない

外国人枠により、1軍登録できる外国人選手の人数は決まっています。しかし、1軍2軍を合わせたチーム全体の外国人選手に人数制限はありません

「助っ人・即戦力」というイメージが強い外国人選手。しかし、近年は支配下登録の外国人選手だけではありません。長期的な目線から、育成契約の外国人選手も増えています

※プロ野球1チームの選手人数や、支配下登録について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【支配下選手登録・育成選手】プロ野球1チームの選手人数は?

外国人枠とは「出場選手登録できる外国人選手の人数」

プロ野球の外国人枠は「出場選手登録(1軍に登録)できる外国人選手の人数枠」です。

「日本プロフェッショナル野球協約第82条の2」で4人までと定められています。試合に出場できるベンチ入り選手も、外国人枠と同様4人です。

外国人枠4人の内訳にもルールがあります。投手または野手として、同時に登録申請できるのは、それぞれ3人まで。投手4人や野手4人といった、どちらか4人の登録申請はできません。

登録申請可能登録申請不可
「投手2人・野手2人」
「投手3人・野手1人」
「投手1人・野手3人」
「投手4人・野手0人」
「投手0人・野手4人」

感染症特例による特別ルール

従来は4人と決められている外国人枠。しかし、現在は感染症特例により、外国人枠は4人から5人に拡大されています

プロ野球の感染症特例とは

元々は新型コロナウイルスに対する特別ルール。選手の負担軽減のため、出場選手登録(29人→31人)、ベンチ入り(25人→26人)、外国人枠(4人→5人)が拡大された。2024年シーズンから、新型コロナに加えてインフルエンザも対象とした感染症特例に変更。

感染症特例による外国人枠の特別ルールは以下です。

  • 外国人枠(出場選手登録)は4人から5人に拡大
  • ベンチ入りは従来どおり4人まで
  • 4人以上登録する場合、全員を投手または野手にはできない

外国人枠が5人に拡大されて、どのような選手起用が可能になったのでしょうか。

先発投手を複数人登録するパターン

  • 先発投手A
  • 先発投手B
  • 救援投手C
  • 野手D
  • 野手E

救援投手C、野手D、野手Eの3人は基本的にベンチ入り。先発投手AとBは、登板日のみベンチ入りする。日本人選手だけでは先発ローテーションが不安なチームに有効な起用法

救援投手を手厚くするパターン

  • 先発投手A
  • 救援投手B
  • 救援投手C
  • 野手D
  • 野手E

基本は救援投手BとC、野手DとEの4人がベンチ入り。先発投手Aの登板日のみ、救援投手BとC、野手DとEから1人ベンチ外にする。ベンチ外にする選手は、疲労や対戦チームとの相性を考慮して決定。

得点力アップを期待するパターン

  • 先発投手A
  • 救援投手B
  • 野手C
  • 野手D
  • 野手E

基本は救援投手B、野手CとDとEがベンチ入り。先発投手Aの登板日のみ、1人ベンチ外にする。

外国人選手の起用法から、チーム事情が見えてきます。

外国人選手の所属人数

現在のプロ野球は、多くの球団が外国人枠(5人)をフル活用するため、6~7人の選手を獲得しています。怪我での離脱や疲労による休養の際、2軍の外国人選手とスムーズに入れ替えられます。

外国人枠を外れる外国人選手

外国人選手でも例外として、日本国籍を有する選手と同等の扱いを受けられるケースがあります(日本人扱い)。日本プロフェッショナル野球協約第82条で定められているのが、以下の内容です。

  1. 選手契約締結以前に、日本の中学校・高等学校・短期大学(専門学校を含む)などに通算3年以上在学していた者
  2. 選手契約締結以前に、日本の大学に継続して4年以上在学した者
  3. 選手契約締結以前に、日本に5年以上居住したうえで、社会人野球チームに通算3年以上在籍した者
  4. 選手契約締結後、日本プロ野球でフリーエージェント(FA)の資格を得た者(ただし適用はFA資格取得の翌年から。国内FAでも同様で、行使する・しないに関わらず適用される)
  5. 1.および2.の項目で必要年数に達しなかった選手で、プロ野球ドラフト会議の指名を経て選手契約締結し、それらの学校における在学期間と日本のプロ野球の在籍年数の合計が5年以上経過した者

※④以外の項目はドラフト会議で指名される必要があります

まとめ

  • 外国人枠とは「出場選手登録できる外国人選手の人数」
  • 感染症特例により、外国人枠は4人から5人に拡大されている

外国人選手の活躍は、チームの順位に大きく影響します。選手のプレーはもちろん、首脳陣の起用法や外国人選手の編成にも注目して、プロ野球を楽しみましょう。