- 12球団の日本一回数を知りたい
- 12球団の優勝回数を知りたい
- 日本一回数が多い球団は?
プロ野球の日本一を決める日本シリーズは1950年に始まり、これまでに70回以上も行われてきました。
長い歴史を誇るプロ野球、日本一回数が多いチームはどこなのか気になります。
そこでこの記事では、日本一回数が多いチームをランキング形式でご紹介します。また、リーグ優勝回数も合わせてご紹介します。
12位
日本一回数1回(リーグ優勝1回)
年度 | |
日本一 | ・2013年 |
リーグ優勝 | ・2013年 |
2013年の楽天は星野仙一監督の下、創設9年目で球団史上初のリーグ優勝・日本一を達成しました。
田中将大選手が24勝0敗1セーブという素晴らしい成績を残し、最優秀選手(MVP)に選ばれます。また、新人の則本昂大選手は15勝を挙げ、新人王を受賞しました。
チーム勝利数82勝のうち、田中選手と則本選手の2選手で39勝。その存在の大きさが分かります。
同率9位(3チーム)
- 日本一回数2回(リーグ優勝10回)
年度 | |
日本一 | ・1985年 ・2023年 |
リーグ優勝 | ・1937年秋 ・1938年春 ・1944年 ・1947年 ・1962年 ・1964年 ・1985年 ・2003年 ・2005年 ・2023年 |
1985年、日本一に輝いた阪神最大の特徴は「ニューダイナマイト打線」と呼ばれる強力打線。
1番真弓明信選手・3番バース選手・4番掛布雅之選手・5番岡田彰布選手が、30本以上のホームランを記録しました。バース選手は三冠王を獲得しています。
2023年は岡田監督の下、18年ぶりの「アレ(リーグ優勝)」達成。オリックスとの日本シリーズ「関西ダービー」を制し、38年ぶりの日本一に輝きました。
投手では、村上頌樹選手が10勝で、新人王に加え、セ・リーグMVPを受賞。さらに、現役ドラフトで移籍してきた大竹耕太郎選手が12勝を挙げます。抜群のコントロールが武器の2投手が、大きな活躍を見せました。
野手は、中野拓夢選手のセカンドコンバートや、各選手の打順・ポジションの固定。四球数の増加など、岡田監督のチーム改革が大成功しました。
→現役ドラフトとは?仕組みやルール・対象選手を解説!日程や過去の選手一覧も紹介【プロ野球】
- 日本一回数2回(リーグ優勝9回)
年度 | |
日本一 | ・1954年 ・2007年 |
リーグ優勝 | ・1954年 ・1974年 ・1982年 ・1988年 ・1999年 ・2004年 ・2006年 ・2010年 ・2011年 |
2007年の中日はシーズン2位からクライマックスシリーズで優勝し、日本シリーズに出場しています。
日本シリーズでは日本ハムと対戦し、4勝1敗で日本一を達成しました。
日本一を達成した第5戦では、山井大介選手・岩瀬仁紀選手の継投による完全試合を記録しています。継投による完全試合ということで、山井選手の交代に関して賛否両論があり、当時は議論になりました。
- 日本一回数2回(リーグ優勝2回)
年度 | |
日本一 | ・1960年 ・1998年 |
リーグ優勝 | ・1960年 ・1998年 |
1998年の横浜日本一の原動力は「マシンガン打線」と呼ばれる打線です。
ホームラン数は多くないですが、非常につながりのある打線で、リーグ1位のチーム打率・得点を記録しました。
また「ハマの大魔神」こと佐々木主浩選手が、46セーブポイント・防御率0.64と、抑えとして圧倒的な成績を残しています。
同率7位(2チーム)
- 日本一回数3回(リーグ優勝9回)
年度 | |
日本一 | ・1979年 ・1980年 ・1984年 |
リーグ優勝 | ・1975年 ・1979年 ・1980年 ・1984年 ・1986年 ・1991年 ・2016年 ・2017年 ・2018年 |
広島は1979年に球団史上初の日本一に輝きました。
1979年の日本シリーズで有名なのは「江夏の21球」と呼ばれる、シリーズ第7戦・9回裏の攻防。
1点リードの9回裏、江夏豊選手が自らノーアウト満塁のピンチを招きます。しかし、後続の打者を見事に抑えて、日本一を決めました。
- 日本一回数3回(リーグ優勝7回)
年度 | |
日本一 | ・1962年 ・2006年 ・2016年 |
リーグ優勝 | ・1962年 ・1981年 ・2006年 ・2007年 ・2009年 ・2012年 ・2016年 |
2016年の日本ハムは「二刀流」大谷翔平選手が投手として10勝、打者として打率.322・22本のホームランを記録。
もちろん大谷選手以外にも多くの選手が活躍し、レアード選手がホームラン王、中田翔選手が打点王のタイトルを獲得しています。
日本シリーズの相手は、25年ぶりの優勝で勢いのある広島カープ。敵地での第1・2戦は連敗しましたが、第3戦から4連勝し、日本一になりました。
6位
- 日本一回数4回(リーグ優勝5回)
年度 | |
日本一 | ・1950年 ・1974年 ・2005年 ・2010年 |
リーグ優勝 | ・1950年 ・1960年 ・1970年 ・1974年 ・2005年 |
2005年のロッテは、シーズン2位からプレーオフを勝ち進み、日本シリーズに出場します。ちなみに2005年は、プレーオフの勝者がリーグ優勝となるルールでした。
日本シリーズでは、阪神相手に4連勝と圧倒し日本一を決めました。
3割打者が4人、二桁勝利が6人と、非常にレベルの高い戦力がそろっていたチームです。
5位
- 日本一回数5回(リーグ優勝14回)
年度 | |
日本一 | ・1975年 ・1976年 ・1977年 ・1996年 ・2022年 |
リーグ優勝 | ・1967年 ・1968年 ・1969年 ・1971年 ・1972年 ・1975年 ・1976年 ・1977年 ・1978年 ・1984年 ・1995年 ・1996年 ・2021年 ・2022年 |
1996年のオリックスは、名将・仰木監督の下で日本一を達成し、阪神淡路大震災の被災地に勇気と希望を届けました。
打線はイチロー選手・ニール選手が中心となり、投手では星野伸之選手・フレーザー選手が二桁勝利を挙げています。
イチロー選手・田口壮選手・本西厚博選手の「鉄壁の外野守備陣」が印象強い方も多いでしょう。
2022年は、前年の日本シリーズで敗れたヤクルト相手にリベンジを果たします。強力投手陣の活躍で、26年ぶりの日本一に輝きました。
→オリックス・バファローズの魅力とは?特徴や球団情報を徹底解説!注目選手や期待の若手も紹介
4位
- 日本一回数6回(リーグ優勝9回)
年度 | |
日本一 | ・1978年 ・1993年 ・1995年 ・1997年 ・2001年 ・2021年 |
リーグ優勝 | ・1978年 ・1992年 ・1993年 ・1995年 ・1997年 ・2001年 ・2015年 ・2021年 ・2022年 |
1990年代のヤクルトは「ID野球」の野村監督が、日本一に3回導いています。
2001年はレギュラー8人が規定打席に到達。固定メンバーでの安定した戦いが特徴でした。2001年の日本シリーズでは、強打でリーグ制覇した近鉄の「いてまえ打線」を封じ込めて日本一に輝いています。
2021年は高津臣吾監督の下、2年連続最下位から20年ぶりの日本一を達成しました。
3位
- 日本一回数11回(リーグ優勝21回)
年度 | |
日本一 | ・1959年 ・1964年 ・1999年 ・2003年 ・2011年 ・2014年 ・2015年 ・2017年 ・2018年 ・2019年 ・2020年 |
リーグ優勝 | ・1946年 ・1948年 ・1951年 ・1952年 ・1953年 ・1955年 ・1959年 ・1961年 ・1964年 ・1965年 ・1966年 ・1973年 ・1999年 ・2000年 ・2003年 ・2010年 ・2011年 ・2014年 ・2015年 ・2017年 ・2020年 |
2010年代は6回の日本一と、圧倒的な強さが際立っていたソフトバンクです。
投手では千賀滉大選手やバンデンハーク選手、「キング・オブ・クローザー」サファテ選手。
野手も柳田悠岐選手を筆頭に、内川聖一選手や松田宣浩選手、中村晃選手と充実の面々。チーム全体が日本シリーズの大舞台で戦い慣れており「王者」という表現がぴったりでした。
2位
- 日本一回数13回(リーグ優勝23回)
年度 | |
日本一 | ・1956年 ・1957年 ・1958年 ・1982年 ・1983年 ・1986年 ・1987年 ・1988年 ・1990年 ・1991年 ・1992年 ・2004年 ・2008年 |
リーグ優勝 | ・1954年 ・1956年 ・1957年 ・1958年 ・1963年 ・1982年 ・1983年 ・1985年 ・1986年 ・1987年 ・1988年 ・1990年 ・1991年 ・1992年 ・1993年 ・1994年 ・1997年 ・1998年 ・2002年 ・2004年 ・2008年 ・2018年 ・2019年 |
日本一回数13回を誇る西武は、1980年代後半から1990年代前半にかけて6回の日本一に輝いています。「西武黄金時代」と呼ばれていました。
AKD砲こと、秋山幸二選手・清原和博選手・デストラーデ選手のクリーンアップ。
投手陣では工藤公康選手・渡辺久信選手・郭泰源(かくたいげん)選手、他にも素晴らしい選手が数多く在籍していました。
間違いなく球史に残る強さのチームです。
1位
- 日本一回数22回(リーグ優勝47回)
年度 | |
日本一 | ・1951年 ・1952年 ・1953年 ・1955年 ・1961年 ・1963年 ・1965年 ・1966年 ・1967年 ・1968年 ・1969年 ・1970年 ・1971年 ・1972年 ・1973年 ・1981年 ・1989年 ・1994年 ・2000年 ・2002年 ・2009年 ・2012年 |
リーグ優勝 | ・1936年秋 ・1937年春 ・1938年秋 ・1939年 ・1940年 ・1941年 ・1942年 ・1943年 ・1949年 ・1951年 ・1952年 ・1953年 ・1955年 ・1956年 ・1957年 ・1958年 ・1959年 ・1961年 ・1963年 ・1965年 ・1966年 ・1967年 ・1968年 ・1969年 ・1970年 ・1971年 ・1972年 ・1973年 ・1976年 ・1977年 ・1981年 ・1983年 ・1987年 ・1989年 ・1990年 ・1994年 ・1996年 ・2000年 ・2002年 ・2007年 ・2008年 ・2009年 ・2012年 ・2013年 ・2014年 ・2019年 ・2020年 |
日本一回数、堂々の1位は巨人です。
巨人の日本一で代表的なのは、何といっても1965~1973年の9年連続日本一(V9)でしょう。2人のスーパースター、王貞治選手・長嶋茂雄選手のON砲を中心にした守りのチームで、日本におけるスモールベースボールの先駆けといえます。
9年連続日本一はとてつもない偉業。今後のプロ野球でも、V9は破られないでしょう。
まとめ
日本一回数ランキングを見てきました。
巨人の1位は予想していた方も多かったのではないでしょうか。近年はソフトバンクの日本一回数が多く、巨人の記録にどこまで迫るかも注目です。
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